「すごいねー、二人とも。」 ぱちぱちと、手を叩く音。 流川と仙道が視線を移した。 「チャン…」 仙道が首を傾げる。 「どーも。 お褒めに預かり光栄です。」 と、小さく頭を下げる。 「二人で練習なんて、仲がいいんですね。」 にこりと笑うに、仙道が首を竦める。 「コイツに捕まったんだよ。 いきなり、勝負しろって。 な、流川。」 肘で小突かれて、流川が眉を寄せる。 「…もう一本。 勝負しようぜ。」 と、仙道を見上げた。 突然の申し出に驚きながらも、仙道は細く笑った。 「中々タフだな。 いいぜ、来いよ。」 ベンチに座って、二人の勝負の行く末を見守る。 何か忘れているのは、きっと気のせいではない。 +---------------------------------------------+ エンディング『仙道 vs 流川』です。 Game over 藤真先輩のもとへたどり着けるように、レッツ・トライ! |