ピンポーン

 チャイムを鳴らした。

「?」

 反応がなく、首を傾げる。

「留守かな…? どうしよう…」

パタパタ… ガチャッ

 どうしようか迷っていると、ドアが開いた。

 顔を覗かせた藤真は、来訪者がだと言う事に一瞬驚いたように目をぱちくりさせた。

 だが、すぐににこりと笑いかける。

「いらっしゃい。 ゴメン、ちょっと電話してて…」

 首を竦める藤真に、が首を振る。

「こっちこそ、いきなり訊ねて来ちゃって…」

 ケーキを差し出す。

「お誕生日おめでとうございます。 コレ、ケーキ。 先輩のために焼きました。」

 ケーキの箱を受け取って、藤真がの頭を撫でた。

「ありがとう。 よかったら、一緒に食べて行かないか?」

「いいんですか?」

「いいよ。 母さんもいないし。 紅茶でいいかな?」

 藤真の声に、にこりと笑う。

「はい。 お邪魔します。」





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エンディング 『おじゃまします 2』 です。

藤真先輩エンディングおめでとうございます。

他にも色々パターンがありますので、どうぞチャレンジしてみて下さい。


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