ダメダメ…



「あのね、先輩の誕生日だから、ケーキを焼いて持って行こうかなと思ったんだけど、型がなくて…」

 が困ったように首を傾げた。

「おばさんに貸したままだったかな?」

「んー… 探してみようか。」

 神が席を立つ。

「ノブ、ちょっとの間だけ一人で見ててね。」

「え? ちょっと、神さん! 無理っす! ビデオ止めて… ぎゃーッ!!」

 清田の悲鳴を後に、キッチンへ入った。

「あ、あったよ。 コレだろう?」

 棚を開けたらすぐに見つかった。

「あ、ありがとう。」

 にこりと笑うに、神もつられて笑った。

「ケーキか… 何かあったら呼んでよ。 手伝うから。」

「ありがとう、宗ちゃん。」





 型も戻り、いざケーキ作り。

 お菓子作りは中々得意な

「さてと。 ラッピングはどうしようかな?」





赤いリボン



青いリボン





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