飲み会 〜湘北〜



「「「「「 かんぱ〜い! 」」」」」

 場所は3000円で飲み放題(カラオケ付き)の、洒落たクラブ。(のような所)

 卒業生を改めて祝うため、湘北高校ではバスケ部の「卒業おめでとう」飲み会が行われていた。

 が、それはタテマエ上の名目。

 実際は、今までの復讐で(オイ)卒業生を酔わせようと言う企画なのだ。

 イッキのコールがかかり、赤木をはじめ小暮もかなり飲んだようだ。

 三井に至っては既に悪酔いしていて、暴れ出しそうな勢いである。

先輩〜v 飲んでます?」

 ほんのり頬をピンク色に染めて、彩子が絡んだ。

「彩ちゃん、在学生は飲んじゃダメよ。 見つかったら大変なんだから。」

 彩子のグラスをひょいと取り上げて、は困ったように言った。

「硬い事言いっこなしですよ〜、今日は無礼講!」

 ケラケラと笑って、彩子はグラスを奪い返した。

「何か頼みます? 美味しいですよv」

 カクテルのメニューをに渡す。

「どうしよう・・・」

 彩子は悩むににっこり笑った。

 は免除されたと思い、安心してほっと胸を撫で下ろした。

 と。

「皆、た〜いへん!」

 彩子は突然大声を出した。

 皆歌うのを止め、彩子を見つめた。

先輩のイッキを、見てないわ〜!」

 と、を指さす。

「はぁ・・・」

 は頭を抱えた。

「先輩のイッキを見なくていいと思う〜?」

「「「「「 だめ〜! 」」」」」

 彩子に酔っ払い共が便乗する。

「ほ〜ら、先輩。 飲まないと、場がしらけますよ?」

 メーニューを差し出す彩子。

 は困った。



「あたし、飲んだ事ないのよ。」

「わかったわよ。 飲めばいいんでしょう。」



× × × × × × × × × ×



 はい、初の試み、選択ドリーム。
 卒業式より、かなり時間が過ぎましたが・・・。
 と、とりあえず、行ってらっしゃいませ☆



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